投稿者:染谷正則
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自分の発表は「当院で腔内照射を施行した子宮頸癌の線量解析」という事で、2010~2015年にかけてRALS腔内照射を行った症例を遡及的に線量分布の解析を行い、通常のタンデム+オボイドでカバーしきれないサイズの大きな腫瘍に対しては、線量分布を改善する工夫が必要である事を報告しました。ポスターセッションでの発表でしたが、事前にCyposの方で3件、当日の発表でも座長からいくつかの質問を頂き、まだ全国でも画像誘導下小線源治療(IGBT)として組織内照射を併用・導入している施設は少なく、どのような症例に対して組織内照射を追加すべきか、当講座としても積極的に取り組まなければ行けない検討課題であると痛感しました。
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夜は、膵癌ガイドライン改訂委員会の放射線治療部門のメンバーが集まって中華街でミーティングを行う「酔眼研究会」が行われました。おいしいフカヒレ料理を食べつつ、化学放射線療法の立ち位置についての熱い議論が行われました。
朝から晩まで充実したイベントが続く3日間でしたが、今後の診療や研究のヒントを多く得た充実した学会でした。
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