札幌医大病院放射線治療科レジデントの眞船です。遅くなりましたが、2021年秋の教室説明会のポスターについて書こうと思います。
赤裸々な話になりますが、制作にあたり事前にIVRフェローの大谷先生に構想を相談し、先生のお顔の写真を頂きたいと申し入れしたところ、
大谷先生「え゛っ💦(困惑)」
という当然の反応を頂きました。変態疑惑と戦いつつも、自宅で職場の上司の顔を画面いっぱいに広げ、マウスでぽちぽちと地道にトレースしていくのでした。そう、実はこのポスター、なんと背景画以外はすべて線形データで出来ているんです。
人物のイラストというのは大変不思議かつ難儀なもので、実写を正確にトレースすれば良いという訳ではありませんでした。特に女性らしさや立体感を出すための微調整に苦労しました。新しく当科に入局される先生でこういったことが得意な方がおりましたら、是非色々と教えて頂きたいものです。
今回私は、血管造影室を「動く城」と形容しました。初期研修医だった頃のエピソードですが、初めて心臓カテーテル検査のspider viewを目にしたとき、バイプレーンが生き物のように動く様子を見て(…ああ、これこそが実在するハウルの城だ…)と心底思い、今回のアイディアに繋がりました。皆さんは如何に思いますか。
院内に掲示したところ中々インパクトが強かったようで、各方面から御好評頂きました。ありがとうございました。今後も臨床、教育、研究において本学を盛り上げて参りたいと思います。
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