2016年7月15日金曜日

第45回放射線による制癌シンポジウム & 第54回JASTRO生物部会学術大会

I-siteなんば 2016/07/15
投稿者:染谷正則

 大阪で行われた、第45回放射線による制癌シンポジウム/第54回JASTRO生物部会学術大会に参加、発表してきました。暑かったです。

 1日目は制癌シンポジウムで、世話人・大会長のカラーが良く出ていまして、テーマの中心はホウ素中性子捕獲療法(BNCT)でした。再発症例の悪性神経膠腫や頭頸部腫瘍に対してうまく使えると非常に高い治療効果が得られる事が分かり、改めて勉強になりました。原子炉でのBNCT研究がストップしているとの事で、今後は加速器でのBNCTが盛んに行われていくのであろうかと思った次第です。なお、北海道では行われていない治療ですので、北日本では福島県郡山市の南東北病院に症例を相談する事になるかと思います。

 2日目は生物部会で、私は「前立腺癌放射線治療患者のリンパ細胞を用いた急性期有害事象予測」というタイトルで発表を行いました。放射線生物学領域で著名な先生方から、いくつかの質問や示唆に富んだコメントが受けられて、論文執筆への良いヒントを得る事ができました。

 また、今回臨床系の発表としてこれまでの成果が評価されたのか「生物部会賞」を受賞させて頂く事ができました。これまでに研究に関わってくれた皆様に感謝し、また実験中に臨床の仕事を肩代わりしてくれている先生方にも感謝します。
今回の発表・受賞を励みにして、これからも臨床に役立つ基礎研究を継続していきたいと思った次第です。

2016年5月20日金曜日

第2回ESTRO School in JAPAN

TKP品川カンファレンスセンター 2016/05/20
投稿者:染谷正則

 2年に1回、日本で開催されるESTRO schoolに運営側で参加してきました。

 今回のテーマは「乳癌」で、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギーなどから講師陣が来日されて3日間の熱いレクチャーが繰り広げられました。2年前の「Target Volume Delineation」の時と比べて疾患が絞られているため、放射線治療はもとより、疫学・画像診断・外科治療・薬物療法なども集中して「全て英語」で学べる内容となっており、参加した皆さんはかなり脳のトレーニングになったのではないでしょうか。講義の後のディスカッションも、多くの日本人参加者が英語で意見を述べていて、グローバルだなあと感じた次第です。




 ヨーロッパの方がCTVをしっかり設定して放射線治療を行い、場合によっては放射線肺炎が起きるのではないかと心配しそうなまでに領域リンパ節をカバーしての術後照射を行っていました。IMRTや多門でのfield in field、呼吸同期など、日本ではそこまで手間を掛けられないだろうと思う治療法もいろいろ紹介されていました。

 今回、私は裏方に回っての仕事が多かったのですが、講師陣の接待と称して東京湾のディナークルーズに同行できたのは楽しい思い出となりました。

 2年後のテーマは「頭頸部癌」という事になるようですので、次回は普通の参加者として参加したいと思いました。

2016年3月13日日曜日

第9回Quantum Medicine研究会

茨城大学 2016/03/13
投稿者:染谷正則

 年に一度、共同研究を行なっている茨城大学理学部の田内先生に招かれ、3月13日に茨城県水戸市の茨城大学理学部で行なわれるQUANTUM MEDICINE研究会に参加し、現在進行中の研究について報告と、今後の研究方針の相談をしてきました。今年で4回目になりますが、茨城県内外の放射線治療を行っている先生方、放射線生物学に関わっている研究者が集まり活発な討論が行なわれました。

 今回は「前立腺癌放射線治療患者のリンパ細胞を用いた急性期有害事象予測」というタイトルで、現在の研究の進捗状況についてお話をしてきました。放射線治療で臨床医として実際に患者さんの診療を行いながら、基礎研究を行う人は少ないです。基礎研究者からいろいろアイデアをもらいつつ、今後も臨床に役立つ研究を継続していこうと思い直した次第です。

 写真は水戸の旧弘道館の中に咲いていた梅です。研究会の合間に見に行きました。


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