2020年2月15日土曜日

第73回北海道血管造影Interventional Radiology研究会

ホッホッホ(※実在の人物とは関係ありません)
シニア・レジデントの眞船です。IVRローテーション中ですが「研究好きなら演題2つくらい余裕でしょ」と廣川先生からドSなお達しを頂き、IVR研究会で発表してきました。「IVRはがんがん質問が飛んでくるから心しとけよHAHAHA」と煽られ、かなりビビりながら準備作業へ。直前になり、そんな自分に追い打ちをかけるかように廣川先生が「ちなみに当日オレ居ないから!よろしくっ!」と一言。マジかよ。自分も自分で、チーム内予行で「炎上希望です」と果敢に挑んだら、本当に火だるまにされました。ありがとうございました。直前まで齊藤先生にご指導を頂き、スライドのあちこちを修正しながら、結局ほぼ徹夜で会場入り。(←触れ込みに相当びびってる)

 場所はいつもの北海道大学学術交流会館。色々な学会や研究会で来たことはあったが、ここでIVRの発表をするとは思わなかった。初めのセッションを傍観していると、質問が左から右からたくさん飛んでいく。・・・確かに、今まで見てきたどの学会や研究会よりも質問が多い。だいたい、マイクスタンドへの歩み寄り方が機敏だし、興味深い演題では質問に列までできている。それを見て眠気が完全に吹っ飛び、セッション中に自分の発表の確認をしようとしたが、諸先生方の演題が面白くて準備に集中できない。これは僕が無知故にではあるが、例えば、難治性胆汁瘻に無水エタノールなどを注入してアブレーションすることを初めて知り、口を開けて聞き入ってしまった。ビビリな僕には考えもつかない治療戦略だと思う。

当日の写真がない。技術で創造するしかない。
僕の演題は外傷性遅発性血胸と、CVカテーテル挿入時動脈誤穿刺の症例提示で、いわゆる「若干の文献的考察を加え」、5分で発表させて頂いた。いざ始まるとすべてが一瞬だったが、やはり、大勢の前で発表するというのは大変気持ちの良いものでした。科内炎上の甲斐あって、質問にも概ね答えることができました。途中、齊藤先生の助け船を頂く場面もありました。ありがとうございました。

 最後は、NBCAに関するシンポジウムが開かれた。使い方のコツや合併症に関するディスカッションなど、話題は多岐に。諸先生方が様々なことに悩みながら、工夫を凝らして使っているということが伝わり、大変勉強になりました。

 すべての発表が終わり、奥田先生に晩御飯と日本酒を奢って頂きました。ご馳走様でした。IVRチームすべての先生には、このような機会を与えて頂いたこと、時間を割いて御指導に当たって頂いたことに、心から感謝致します。また発表する機会がありましたらよろしくお願い致します。

 次はいよいよ、放射線治療人工知能学会です。僕がずっと行ってみたかった学会です。またブログを更新します。

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