2021年12月14日火曜日

放射線治療科教室説明会2021秋 学内ポスター

 札幌医大病院放射線治療科レジデントの眞船です。遅くなりましたが、2021年秋の教室説明会のポスターについて書こうと思います。



 今回は人生で初めて、本格的なイラストレーションに挑戦してみました。これまで映画ポスターの擬似作品を手掛けてきた以上、宮崎アニメは一度やってみたいテーマでした。趣味や仕事で多少なりの創作経験があるものの、私はいままで実在の人物をアニメ化したことなどなく、その難しさを痛いほどに味わいました。ささっとイラストを描いちゃう方々、本当に尊敬します。

 赤裸々な話になりますが、制作にあたり事前にIVRフェローの大谷先生に構想を相談し、先生のお顔の写真を頂きたいと申し入れしたところ、

大谷先生「え゛っ💦(困惑)」

という当然の反応を頂きました。変態疑惑と戦いつつも、自宅で職場の上司の顔を画面いっぱいに広げ、マウスでぽちぽちと地道にトレースしていくのでした。そう、実はこのポスター、なんと背景画以外はすべて線形データで出来ているんです。


 人物のイラストというのは大変不思議かつ難儀なもので、実写を正確にトレースすれば良いという訳ではありませんでした。特に女性らしさや立体感を出すための微調整に苦労しました。新しく当科に入局される先生でこういったことが得意な方がおりましたら、是非色々と教えて頂きたいものです。

 今回私は、血管造影室を「動く城」と形容しました。初期研修医だった頃のエピソードですが、初めて心臓カテーテル検査のspider viewを目にしたとき、バイプレーンが生き物のように動く様子を見て(…ああ、これこそが実在するハウルの城だ…)と心底思い、今回のアイディアに繋がりました。皆さんは如何に思いますか。

 院内に掲示したところ中々インパクトが強かったようで、各方面から御好評頂きました。ありがとうございました。今後も臨床、教育、研究において本学を盛り上げて参りたいと思います。

2021年8月16日月曜日

Information Sessions 2021

This article is written by Dr. Shoh Mafune, a radiation oncologist at Sapporo Medical University Hospital.

  Our department has information sessions twice a year for our residency program. I am in charge of promoting them each time. This poster, which looks like some packages of LEGO bricks, was created by me in July 2021 and was very well received on campus.


 In that summer, my niece and I were always playing with LEGO to make her houses and cars. One day I built a LINAC, linear accelerator, with bricks and its mechanical movements excited her a lot. This event inspired me to try to build a more elaborate LINAC of LEGO.


  Lego Digital Designer (LDD), an official model builder with virtual LEGO bricks, and Studio 2.0, an integrated photo-realistic rendering tool, help me build this. I exported a list of the parts needed and ordered them online.


  A box of 345 blocks arrived from the store in three days. I was as excited as my niece and built the LINAC in just one hour. After photographing the green background with a full-frame digital SLR camera, I began to create the poster by Photoshop.


  I'll try to make something interesting with LEGO again.

***

Shoh Mafune, M.D.
Resident (Radiology)
Medical School: Sapporo Medical University
Internship: Aizawa Hospital
Radiology Residency: Sapporo Medical University

2021年7月14日水曜日

放射線治療科教室説明会2021夏 学内ポスター

 お久しぶりです。札幌医大病院放射線治療科レジデントの眞船です。昨年度は関連施設の市立札幌病院で修行させて頂き、この春に再び大学病院に戻ってきました。大学病院も市立病院もまだまだコロナ患者治療の渦中にありますが、学生さんや見学生の姿もちらほら見かけるようになり、以前のような日常を徐々に取り戻しつつあります。

 さて、今年の教室説明会のポスターですが、レゴブロックを題材にして作ってみました。


各方面、特に放射線治療に携わる多くのスタッフから御好評頂きました。ありがとうございました。

 私事ですが、5歳になる元気いっぱいの姪っ子がおり、最近レゴブロックに夢中になり始めました。創造と破壊の相手をしていたところ、ふと、治療装置を作ってみたいと思いました。次第に、姪っ子よりもいい歳したおっさんが夢中になり、ブロックが詰まった段ボールに手を突っ込んでじゃらじゃらと部品集めする事態に。こうして完成した作品がこちら。


なかなか良い感じ。色々な回転パーツを使って3軸に動かせるだけでなく、CBCTも展開できるのが楽しい。今年のポスターはこれだ、と閃いたわけです。

 アイディアが浮かんだら吉日。睡眠時間を削って作業開始です。まずはLDD (Lego Digital Designer)というソフトウェアを使ってリニアックを設計します。回転部分がうまく動作するかいまいち自信を持てず、ざっくりとしたパーツリストを出力して、専門の通販サイトで部品の発注をします。各ブロックが袋に詰められて届くので、実際に組み立ててみながら微調整していきます。


LDDは使い勝手が良いソフトですが、既にアップデートが止まっており、描画機能が弱いという欠点があります。そこで設計データをStudio 2.0というソフトに読み込ませ、イメージショットを打ち出します。深層学習の練習用に組んだPCを用いて、GPU accelerationをガンガン使いながらレンダリングさせます。IMRT計算と一緒ですね。


おお、いいね。格好いい。しかし絵が綺麗すぎる余り、無機質的で現実味を感じにくい。せっかく手元に実物があるのに。レゴの良いところは、もっと身近な存在で、幼い頃に遊んだ懐かしさにあるはず。ここはレトロに写すべく、実物を撮影してみた方が良さそう。

 医師兼カメラマンである父親の助けを借ります。フルサイズ一眼とグリーンバックを用意し、ライティングを調整しながら撮影会です。


あとはPhotoshopで仕上げを行い、ポスターは完成です。いつもより若干の手間を要しましたが、一連の工程は大変おもしろいものでした。

 振り返ってみると、治療装置の模型を作ってみようという閃きが、実は放射線治療医としてとても意味深いものだと気付かされました。それは、各部品がどういう目的で作られ、なぜそのようなデザインになっているかを紐解く作業に他ならなかったのです。市立病院で研修していた際に治療装置の更新があり、解体や組立に立ち会った経験も生きたのだと思います。

 次回もまた、面白いポスターでこの放射線治療界隈を盛り上げていこうと思います。頑張ります。

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放射線治療科教室説明会2023秋 学内ポスター

  ご無沙汰しています、札幌医科大学放射線医学講座のフェローの眞船です。卒論がなかなかacceptされず博士号が取れずにいます。😇 それはさておき、今年も教室説明会のシーズンがやってきました。近頃この仕事も若手に譲りつつあり、あと幾度携われるか分かりませんが、引き続きよろしくお...

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