国立京都国際会館 2015/05/25-29
投稿者:坂田耕一
先週、京都で開催されたICRR(International congress of radiation research)に参加してきました。4年に一度開催される放射線研究の国際学会です。前回、日本で開催されたのは、たしか28年前、東京でした(私が大学院生だった時です)。
論文でしか知らない、著名な研究者の発表を目の当たりで聞けて、大変感激しました。内容も充実していて、大勢の聴衆がおり、たくさんの質疑応答がありました。
それにしても、放射線治療と密接な関連があるDNA2重鎖切断修復の分子メカニズムの解明が進み、映画でもみるように、図示することが可能になってきたのには感激しました。いよいよ、これらの知見が、癌の放射線治療に応用され、放射線治療成績が改善される時代が近づいたことを実感しています。
今回のICRRは、放射線治療の臨床の演題も多いのが特徴だったと思います。私が興味のあるDNA2重鎖切断修復の分子メカニズムのセッションの他、強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)、Adaptive radiation therapyのセッションに参加してきて、随分勉強になりました。
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